第15回 花園会夏季講座に参加して

　今年(H26)も８月最終週の週末を利用して、花園会 夏季講座に参加してきました。花園会館も20周年を迎えて、リニューアル・オープンされました。厚かましくも２人部屋を所望したところ、希望が叶えられました。　<(_ _)>

　お世話いただく和尚さんたちも顔馴染みの方が何人かおられます。今年の参加者は78名で、内、１泊２日コースの方々が7名おられたようです。さて、教化ホールで開講式の始まるのを待っております。初参加の方については期待と不安の交錯する時間だと思います。

　今年は管長猊下の交替があり、花園会本部長も代わられました。鮎川博堂和尚は、15年くらい前に菩提寺で法話を聞いたことがあり、印象に残っていました。その旨をご本人に伝えたところ、「よう覚えてられましたねぇ」って感心されました。(笑)　初日は恒例により、夜の坐禅(夜坐)がありました。

　
　翌日は午前5時過ぎに起床して、法堂での朝課(朝の坐禅)のため、妙心寺へと向かいました。
　
　 to be continued...


　※ 昨年までは本ブログで詳細を紹介しておりましたが、今年はiPhoneにてオンタイムでアップしておりましたので、ご興味のある方は、Facebookﾍﾟｰｼﾞをご笑覧戴けましたら幸いです。https://www.facebook.com/#!/pages/%E8%8A%B1%E5%9C%92%E6%B4%97%E5%BF%83%E4%BC%9A/143148235763162

第14 回 花園会夏季講座に参加して(最終日)

　いよいよ最終日となりました。昨日に引き続き午前5時に起床して、妙心寺法堂へ移動して、朝課・坐禅を15分×3回組みました。3回目は少し辛かったです。(>_<)　今日は花園会館へ戻っての朝食となりました。

　
最後の特別講座は、河野太通管長猊下の「おかげさま」との講話でした。冒頭「貴方は産まれて最初の記憶は何ですか？」と問われました。三島由紀夫は「産湯を使ったことだ。」とのエピソードを紹介された後、自我意識をなくした時にこそ平和が来るのだ・・・と締めくくられました。

　従来は閉講式後に帰っていましたが、今回は夏季講座OB･OGで組織される「花園洗心会」の打合会に出席しました。会場が、花園会館の向かいにある料亭「あじろ」でした。京都らしい和食を堪能して帰りました。(^_^)v

第14 回 花園会夏季講座に参加して(２日目)

　２日目の朝は午前５時に起床して、同45分に花園会館を出発して、妙心寺法堂へ移動し、実践講座として朝課(坐禅)をしました。蒸し暑さの中でも時折涼風が吹いてくれました。15分の坐禅を２回しました。

　その後、隣接する方丈で禅式の朝食を戴きました。粥にゼンマイの煮炊きモノ、それら新香と非常に質素ですが、味付けが良くて美味しかったです。その後、みんなで花園会館へ戻り、身支度を整えて花園大学へと向かいました。講座①は、禅の実践とのことで、朱園園氏による太極拳でした。

余興として、娘サンのさくらちゃんが昨年に引き続き登場し、中国琵琶の演奏を披露してくれました。「いずれは、日本一の中国琵琶奏者になる。」との抱負がありました。(笑) 続いての講座②は「生き方と信仰」とのテーマで、花園大学の清水大介教授から西田幾多郎の人生を紹介されました。

　講座の一つの楽しみでもあるお弁当です。京都らしい少しずつ多品種で目にも鮮やかで、優しい味でもあります。講座③は「禅と食事」のテーマで、花園大学の中尾良信教授から「つくる心、たべる心」のお話がありました。

　２日目の最後の講座④は、「禅の諸道」と題する花園大学の芳井敬郎副学長でした。華道、茶道、香道など諸般に渡り、巧みな話術に教室は笑いの渦でした。さて、夕食は懇親会を兼ねていてとても豪勢なお料理でした。(^_^)v

第14 回 花園会夏季講座に参加して(初日)

　平成25年度の花園会夏季講座は第14回目になったそうですが、私は今回では5回目の参加になります。家内を実家に送り届けたその足で花園会館へと向かいました。丁度１時間半で到着したので、午後１時の受付まで20分近くありました。

　荷物は教化室へ置いておき、隣接の研修室にて開講式が開催されました。花園会の役員人事は総れ入替えになったようで、花園会本部長さんも、昨年までの林学道師から鮎川博道師に代わっていました。一旦、割り当ての部屋へ入ってから、特別講座の会場「微妙殿」へと移動しました。

　初日夕刻の特別講義は、「禅の呼吸」とのテーマで呼吸アドバイザー椎名 由紀氏が担当されました。伝統的な禅の呼吸法をベースに採り入れて、薬に頼らない健康法について語られました。

　
　妙心寺内の会場「微妙殿」を後にして、一旦花園会館へ戻り、夕食をしました。一汁一菜の質素な食事ですが、修行中ゆえイスに座って戴くだけでも有り難いことです。午後7時からは実践講座と言うことで、妙心寺の法堂へ移動し、夜坐をしました。夏風邪気味での参加でしたが、処方薬の服用と健康的な生活リズムのお陰で安眠できました。

第13回 花園会夏季講座に参加して

　今年も恒例で臨済宗妙心寺派 花園会主催の夏季講座に参加しました。今回は4階で運良く(?!)ベッドルームでした。同室は京都の西院からお越しのK氏でした。管長猊下の特別講義の後、夜坐と夕食のため、妙心寺へと向かいました。

　法堂(ﾊｯﾄｳ)での夜坐は初めての経験でしたが、天井の「雲竜図」 を見ながら涼しくて幻想的でもありました。坐禅の後、方丈で夕食でした。かやくご飯・じゃがいも厚揚げ煮物など、味付けも美味しくてお代わりしました。

　翌朝は午前5時15分起床て、法堂での坐禅後、7時から朝食(粥座)でしたが、サツマイモ入りお粥とヒジキの焚き物で、美味しく戴きました。一旦、宿へ戻ってから、花園大学へ移動して、「雲水の修行と坐禅」 をT.Kirchner氏が実演を交えて紹介されました。

午前の２講目は「茶の湯の求道性」と題して、芳井敬郎副学長が担当されました。面白い語り口で、ご婦人方には受けていたようです。お待ちかねのお弁当は、フタに「舞妓さん」と書かれていただけに、京都らしい綺麗な出来でした。

午後は、「葬儀と戒名」と題して中尾良信教授が担当されました。ご本人は曹洞宗のお寺の住職とのことで、興味あるお話が聴けました。最終は、朱 園園講師から太極拳の指導を受けました。休憩時には娘の「さくら」ちゃんが中国琵琶を披露してくれました。

2日目の夜は参加者全員で懇親会でした。豪華な食事にアルコールも出ます。b午後8時過ぎにお開きとなり、私はこれまた恒例により、夜の妙心寺境内を散策しました。北門で折り返しました。ちょうど市バス10系統の宇多野山越の最終便が出たところでした。

　最終3日目も、朝の坐禅と朝食は妙心寺へ移動しました。一旦宿舎へ帰り、チェックアウトを済ませてから、最終講義は「出家修行者の生活規範」と題する佐々木閑教授のお話でした。記録的な猛暑のなかでしたが、新たな出会いもあり、また一つ徳を積んだような気がします。　   

菩提寺よりお盆の御参り

　お盆に先立つこと１週間ですが、家内が例年の通り、盆棚を準備しました。丹波市の菩提寺から副住職が午後5時に御参りに来て下さるとのことで、私も奈良での会合からひと足先に失礼して帰宅しました。

　副住職は大徳寺で修行を積まれ、現在は地元中学校で社会科の教員として勤める傍ら、父上である住職のお手伝いをされています。現役教員の立場から、イジメ問題で苦慮されていることも吐露されました。「般若心経」と「観音経」の読経後、過去帳から堀家先祖の戒名を読み上げて霊を弔って戴きました。妹夫婦も列席してくれました。

'12 花園大学 京都学講座へ

　今日も猛暑でしたが、昼から花園大学で京都学講座が開催されるとのことで、大阪駅から新快速に乗り、京都駅に向かいました。京都駅で山陰線に乗り換えて、円町で下車して花園大学を目指しました。

　順調に辿り着き、会場へは15分前に入りました。私が受講したのは第2講「庭のこころ 日本文化の継承」と題した㈱曽根造園の若き社長で庭師の曽根将郎氏の講演でした。施工例をデータ化し、プロジェクターで紹介されました。

　曽根造園さんは、天龍寺や二条城など伝統的な京都の寺社仏閣の庭を数多く手掛けておられ、作庭技術だけでなく、庭園の歴史にも造詣が深いようでした。また、日本に留まらず、シンガポールやアメリカでも日本庭園を手掛けられ、ここではエストニアでの施工例を紹介されました。

　エストニアでの石橋を懸けられた時の様子ですが、当地では石組みをするという発想はないそうで、職人さんが大切に石を扱う様子をみて感動して戴いたと紹介されてました。最後に、粋な法被を着た講師の曽根さんを撮影させて貰いました。一流技術の伝承って目には見えないけれど重いモノがあるなぁ・・・と痛感しました。 　

平成23年度「花園会夏季講座」(最終日)

最終日(3日目)も昨日同様に午前5時に起床して、妙心寺 法堂へと向かいました。今朝は、サプライズ講座として、河野太通管長猊下が太極拳の指導をして下さいました。非常に分かり易い解説でした。大方丈で粥座をして、同じ場所で般若心経の写経をしました。写経とは、書く坐禅だと言われて納得しました。

　最後のプログラムである「特別講座」は、妙心寺派 河野太通管長猊下でした。宗派は異なるが、同じ姫路市網干区で住職をされていて同時期に管長として京都へ赴任された永観堂の中西玄禮法主の著書を紹介され、母親の情について音読され涙ぐまれたのが印象に残りました。

　夏季講座は結構タイトなスケジュールでしたが、貴重なひと時でした。諸般の事情が許せば、否、段取りを付けて来年度も参加したいと思います。部屋から見た、妙心寺境内は綺麗に澄んでいました。皆さま、有り難うございました！　合掌 

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平成23年度「花園会夏季講座」(2日目)

2日目はちゃんと午前5時に起床しました。5時45分に会館出発なので、部屋を出たのは10分前でした。5分前には、ほぼ皆さん揃っておられました。寝坊は一人もいませんでした。新コース２列、第３コース２列に並びます。

　会館を出たのが早朝も早朝でしたが、外気はムッとしていて日中の暑さを予感させます。延々と２列縦隊にて大本山を目指します。徒歩数分にて大方丈が正面に見えてきます。粥座(朝食) の前に法堂(ﾊｯﾄｳ) にて、１時間弱の読経と坐禅をしました。

　一旦、宿舎へ戻ってから、今日の講義のメイン会場となる花園大学へと向かいました。午前の講義は、Ⅰ「近代華族社会と禅宗」松田敬之花園大講師、Ⅱ「宗教と文化」明珍健二教授、そして昼食(お弁当)後は、Ⅲ「介護と禅」 小松一子教授、Ⅳ「禅と茶華道」芳井敬郎副学長そして、Ⅴ「禅と武士道」松田隆行准教授でした。帰りは雨が懸念されましたが、運良く宿舎まで帰り着きました。

平成23年度「花園会夏季講座」(初日)

　今年も臨済宗妙心寺派大本山「妙心寺」と花園大学がタイアップし、花園会館を宿舎として開催された「花園会 夏季講座」に参加しました。自宅を午前10時過ぎに出て、車で会場へと向かいました。無事、午前11時50分に到着しました。

　受付開始は正午でしたが、定刻には結構列が出来ていました。今年は新コースが創設され、旧コース(3年制)での最終10期生と２種類のコース設定がされていました。私は昨年旧コースは修了しているので新コースでした。因みに今年は3人部屋で和室でした。

　部屋へ荷物を置き、午後1時30分から教化ホールでの開講式まで１階ロビーで待機しました。引続いて、Ⅰ「妙心寺の歴史」を妙心寺派法務部長の土井克彦師、Ⅱ「妙心寺の教え」を花園会本部長の林学道師に受講し、妙心寺大庫裏での薬石(夕食)を挟んで、Ⅲ「水墨画実習」中上幸典氏から手ほどきを受けました。ただ、描法については一切指導はなく、いきなり描きなさい！だったので、とんでもない達磨大師が出来上がりました。さぁ・・・明日は午前5時起床になりました。