大とんど
当地では、毎年旧正月に「大とんど」をする慣わしになっており、神事です。町内からも80人前後が集って来ました。さて、午後5時10分、いよいよ点火!
昨日は久々の強い雨が降り、実施が危ぶまれましたが、今日は曇天で無事に挙行の運びとなりました。もっとも、地面はぬかるんでおり、足元は冷たかったです。
今年は、折良く1月31日が土曜日で、私も最初からゆっくりと参加することができました。昨日の雨の所為か、屋台がなかなか崩れず、敢えて倒すことになりました。
破竹の勢いとは言いますが、孟宗竹の破裂音は1キロ先からでも聞こえるようです。さて、用意されていた小餅を参加者に配給しました。大人3個、子ども2個の基準です。
予め準備していた細竹の先に餅を突き刺し、火床でこんがりと焼きます。大人子どもを問わず楽しみのひと時です。何となくほのぼのとして、絵になる風景です。
一時は開催も危ぶまれたものの、今年も無事に大とんどを終え、最後は、役員で火床を整理しておきます。今晩一晩ゆっくりと寝かして明日にゆっくり後始末されるようです。
「爆竹の 如くに強く 燃え盛る 年にしようと 思いを馳せる 」
大とんどの意義について
刈り取り跡の残る田などに長い竹を三四本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼く。その火で焼いた餅を食べるとその年の病を除くと言われている。また、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われている。 道祖神の祭りとされる地域が多い。
民俗学的な見地からは、門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるとされる。お盆にも火を燃やす習俗があるが、こちらは先祖の霊を迎えたり、そののち送り出す民間習俗が仏教と混合したものと考えられている。
どんど、どんど焼き、とんど(歳徳)焼き、どんと焼きとも言われるが、歳徳神を祭る慣わしが主体であった地域ではそう呼ばれ、出雲方面の風習が発祥であろうと考えられている。とんどを爆竹と当てて記述する文献もある。これは燃やす際に青竹が爆ぜることからつけられた当て字であろう。
子供の祭りとされ、注連飾りなどの回収や組み立てなどを子供が行う。またそれは、小学校などでの子供会(町内会に相当)の行事として、地区ごとに開催される。
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コメント
メール、有難うございます 28日は久し振りでお会いするので、終了後お茶したいですね
大とんど、その他楽しい情報拝見しました
有意義で大変参考になりました
有難うございました
上松 昌美
投稿: 上松 昌美 | 2009年2月 2日 (月) 00時43分
上松さん
「いこまみらい21」の例会・・・本当に久し振りです。
一応、メンバーを中心に20名弱の皆さんに案内状を本日発送しておきました。
月末なので、経営者には辛い時機とは存じますが、宜しくお願い致します。
投稿: ホーリー | 2009年2月 2日 (月) 22時10分